そもそもストレッチとは?『伸ばす、引っ張る』という意味で筋肉をゆっくり伸ばすことにより、関節の可動域を広げる運動として一般的に普及されています。
考案者はアメリカのボブ・アンダーソンという人物で、自身の増えすぎた体重をきっかけに、食事や運動による調整をはじめ、その中で自身の身体の硬さに気づき方法論を構築していったと言われます。
『静的』と『動的』の2つに分類されます。
簡単に言うと、止まって行うもの。
一般的に認識されていて、ヨガなどで使用される方法です。
ある一定のポジションまで動かしそのまま20〜30秒キープしましょう。
その後、一度リラックスしもう一度行う事でより可動域が広がります。
・ダイナミックストレッチ
動きの中で関節をいろいろな方向に動かすことにより関節可動域を広げます。サッカー選手などがゆっくりと走りながら手足を動かしたりしていますよね。あれも動的のひとつです。
・バリスティックストレッチ
少しづつ反動を大きくしながら関節可動域を広げていきます。スポーツクラブなどのスタジオで行うエアロビクスなどではよく使われる手法です。
筋の柔軟性を高め、筋肉の緊張をやわらげる事で関節可動域が広がります。関節可動域が広がる事により日常生活での歩行や運動の効果が上がることが期待できます。
また同じ運動をしても、よりカロリーの消費を見込めますので、積極的に実践しましょう。
日常の中で長時間の座位や、パソコンやデスクワークなどで固まってしまう身体。
様々な筋肉を伸ばす事により血流を促進して酸素をより多く運搬する事で疲労物質を除去します。
皆さんは事務仕事の最中にコリを感じたら、自然と肩を回したり、首を左右に傾けたりしませんか?
それは本能が自然と行っているということですね。
スポーツのシーンでは運動前に行うことによりケガの予防だけではなく、スポーツなどで発揮する力を更に高めてくれます。
またトレーニングや競技終了後にすることで、後日の疲労感を残さず快適に生活を送ることが出来ます。
ハードな運動を日々行っている方は身体が硬くなっていませんか?
実際のレッスンの現場では柔軟運動をしているだけで汗をかき始める方が多くいらっしゃいます。
これは筋のポンプ作用で血流が促進され体温が上がるからです。
冷え性を感じる女性の方はご自宅でも行う事で改善につながります。
1.PNF(固有受容性神経筋促通法)
PNFはペアで行う方法で効果が高く元メジャーリーガーの野茂選手が行っていたと言われる手法です。このストレッチは効果が高い反面、経験が豊かで訓練されたパーソナルトレーナーの指導がある場合に行うようにしましょう!
2.SMFR(自発的筋膜リリース)
これはローラー状のスタイロフォームからの圧力により筋収縮させる手法です。間接的に伸ばすストレッチとは違い、フォームローラーで直接の伸ばす為、マッサージを受けているような感覚になります。直接筋肉を刺激するため、効果が解りやすいのが特徴です。
市販の専用道具を揃えれば行えますが、代用としてはテニスや野球のボール、または筒状の物でも可能です。指導の現場では『昔は身体が柔らかかったの...』という言葉をよく耳にします。
人間は年齢を重ねる事で筋肉は硬化します。筋肉が硬くなることにより身体の歪んだり、血行不良によりコリを発生させたりします。
ストレッチは時間や場所を選びません。朝起きてから、テレビを見ながら、職場休憩時間に、音楽を聴きながら、本を読みながら、お子さんと一緒に、お風呂上りや、就寝前のベットでなどと様々なタイミングや場所で実施する事が出来ます。
日々の疲れやダルさコリなどを感じたら積極的に実践しましょう!いつやりますか?今です!